ガスプロムの欧州市場シェアは上半期に低下

報道によると、北西ヨーロッパとイタリアの記録的なガス在庫により、この地域のガスプロム製品に対する需要が弱まっているという。競合他社と比較して、ロシアの巨大ガス会社はこの地域への天然ガス販売において地盤を失っている。

ロイターとリフィニティブがまとめたデータによると、ガスプロムの同地域への天然ガス輸出は減少し、2020年上半期の欧州天然ガス市場における同社のシェアは1年前の38%から現在は34%に4ポイント低下した。 。

ロシア連邦税関総局のデータによると、今年最初の5カ月でガスプロムの天然ガス輸出収入は52.6%減の97億ドルとなった。天然ガス出荷量は23%減の730億立方メートルとなった。

ガスプロムの5月の天然ガス輸出価格は、1000立方メートル当たり109ドルから先月は1000立方メートル当たり94ドルに下落した。5月の総輸出収入は11億ドルで、4月から15%減少した。

大量の在庫により天然ガス価格は記録的な安値に押し上げられ、米国を含む世界中の生産者に影響を与えた。新型コロナウイルスのパンデミックによる天然ガス消費量の減少により、米国の今年の生産量は3.2%減少すると予想されている。

ガスプロム中央派遣局の資料によると、今年1~6月のロシアの天然ガス生産量は前年同期比9.7%減の3400億8000万立方メートルで、6月は476億9700万立方メートルだった。


投稿時間: 2020 年 7 月 21 日